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2005年5月 1日 (日)

押尾学がもどってきた

…ような気がする。

いや、昨夜、「チューボーですよ」を見たのだけど、当夜のゲストが押尾学。

正直、そんなに気になる存在じゃなかったのだけど、最近、色気を感じて、ちょっと見直しているところ。「お、こいつ、こんなにグッとくるやつだったっけ?」と目をパチクリさせていると思って頂いていい。

しかし、彼がこんなにテレビ画面に出るようになったのって、久しぶりなんじゃないか? なんだか、芸能人になって、あれこれテレビドラマに出るようになり、雑誌等でイイ男タレントとして持て囃され、そんで幾つかのCMに出るようになり…私が記憶に残っているのは、ええと、メナードの化粧水ビューネだったか? いい男が現れて疲れて帰ってきた女にパッティングしてくれるというコンセプトので、何番目かで彼が出てきて……と思ったら、そのシリーズ、彼で終いで、次に外人女性が妖精みたいなかっこで出てきて「ビューネしないと!」としっかり女を指導するというスタイルに変わっていて…なんか、その変わり目だっただけに印象に残っているんだよね。

それが、今年になって、なんだか押尾学をまた見るようになった。無論、世間で一番耳目を集めているのは連ドラなんだろう。矢田亜希子主演ドラマの「夢で遭いましょう」のお相手の一人ということで。今夜の「チューボー」出演にしても、同じTBS系列ということでの番宣をかねてのものなのだろう。

でも、2005年の押尾学の露出は、何もテレビドラマだけではない。私の興味を引いたのは、映画出演だった。けして派手な作品ではない。キムタクの呆れるばかりに仰々しい映画出演と比べれば余りに地味だ。だが、軽薄な名声を求めるのなら、ちんけなタレントならけして求めようとも、逆に求められるとも思えない作品に彼は出演している。

ふと気になったので、彼のドラマ歴を調べてみた。allcinema onlineではデビューしてからほぼテレビドラマの仕事が続いている。で、2003年アニメ『人間交差点』の声優の仕事を最後に2004年にはドラマ出演がない。その代わり、2004年の仕事して上がっているのが映画「苺の破片~イチゴノカケラ~」である。

テレビドラマデータベースでは押尾のドラマ仕事についてもっと詳しいデータが得られるが、2004年のドラマ出演がないことでは一致している。一定期間テレビドラマの仕事をこなし、それなりに芸能界の顔となった人物が一年もの間、その仕事から離れるというのは驚きである。押尾は音楽活動も行っているので、ことによると俳優稼業を休んでそちらに専念していたのかもしれないが、にしても、正直世間から忘れられるといった恐れを感じなかったのか、そんなことを思ってしまう。余計なお世話だが。

で、これを誰かが騒ぎ立てれば「消えていた芸能人!」などということになるのだけど、そんな風に取り上げる向きもなく、何事もなかったかのように連ドラのレギュラーをもって戻ってくれば、まぁ、そういやちょっと見なかったわねこの人、程度で済んでしまうという事だろうか。

それにしても押尾が戻ってくるに際して手土産のように持参した2本の映画は、なんとまぁ、これまでの彼のキャリアと風合いが異なっていることか。あの「櫻の園」の中原俊監督、宮澤美保と梶原阿貴、さらに「櫻の園」に影響を受けた漫画家高橋ツトムが参加した、その後の「櫻の園」ともいうべき「苺の破片~イチゴノカケラ~」に、いまや世界の娯楽となったカラオケの生みの親の半生を描いた伝記映画「KARAOKE~人生紙一重」。はっきりいって地味である。織田裕二やキムタクが手を出すとは思えない地味で、ぱっとしない素材である。だが、役者はこんな素材を扱う映画に出ているもののほうが芽が出るというのが私の持論。

うむ。だから、こういった仕事をこなしてから再びテレビに登場した押尾は、心なしか、幅が広がったような気さえする。そして以前にはなかった艶のようなものも感じる。さて、これが私の贔屓目か錯覚か。今後の彼の仕事に注目である。

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