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2005年10月31日 (月)

ハワイで特別賞を受賞した千葉真一

リンク: ニューストップ > 芸能 > 映画 > 千葉真一にハワイ映画祭特別賞 (スポーツニッポン) - Infoseek ニュース.

めでたいことだと思う。いや、皮肉でもなんでもなく。

多分、千葉真一という人は、日本の内と外とで評価に乖離のある有名人の一人だろうと思う。例えば、映画監督の三池崇史とか北野武のような、内と外とで第一線で活躍している(あるいは活躍してるんだけど、その評価のポイントや内容が若干ズレている)といったような手合いではない。

確かに彼は、今も有名人で、千葉真一、といえばほど誰もが、ああ彼ねと思い浮かべられるだけの人物だが、しかし、日本国内において、今も第一線かといえばそうはいいがたい。別れた妻のほうが現役度が高いだろう。はっきりいってしまえば、過去の知名度で喰っているといっても過言ではなかろう。

などという言い方をすると、彼をただ過去の栄光にすがって生きているだけの男と見なしているように思われるかもしれない。いや、けして、そんなわけではない。出演作がただ一つだけであっても、その一本で素晴らしい輝きを放っている役者というものはいる。あるいは息の長い活躍をしている役者であっても、その経歴の、ある時点の出演作がやはりイイ、ということはあるものである。そう、私は「ベニスに死す」のビヨルン・アンドレセンが好きである。そして、現在銀幕から遠ざかってしまっているヘルムート・バーガー、彼が例えどれほどムチャクチャであっても、やはり悪く思う事は出来ない。そんな私に、千葉真一、あるいはサニー千葉というべきか、彼という役者を思慕するファンに対して、とやかくいうことができようか。

とにかく、彼という役者は、映像の中で輝かしい個性を放ち、観ているこちらを魅了した役者であることに間違いはないのである。魅了されたなかには、かのタランティーノというフィルムメーカーさえある。その人々が思い思いの手法で、千葉真一にリスペクトを捧げている。タランティーノは映画に出演を依頼し、そして、ある人は、この映画祭主催者のように彼に賞を贈る。
それは、映画にまつわるちょっといい話で、ほっと幸せな気分にさせてくれる。

願わくば、千葉真一その人が、これらファンからのリスペクトにあぐらをかいて、堕落しませんように。

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