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2006年3月17日 (金)

ここで辞めたら…それまでよ

リンク: ニューストップ > 芸能 > タレント気分に浸る安藤美姫の将来 (ゲンダイネット) - Infoseek ニュース.

違和感を持った人もいたろうし、「でも、やっぱりなぁ」と思った読者もいただろう。フィギュアスケートの安藤美姫(18)が9日、都内で行われた宝石会社のイベントに胸元の開いた大胆ドレスで登場。「好きな人に束縛されたい」なんて、いかにもマスコミ受けしそうなことを口にした。ちょうどこの日は、後輩の浅田真央(15)が世界ジュニア選手権で逆転連覇を狙う直前だっただけに、安藤の登場は「ノコノコ」という表現がピッタリで、取材陣の反応もどうしてこんなイベントに、というものだった。「事実上の“タレント転向宣言”との見方がもっぱらです。メダルを期待されたトリノ五輪で惨敗。子供の頃には難なく跳べた4回転が、大人の体形になった今はもう跳べないことは自分自身が一番分かっている。“それならいっそ”と、タレントに片足をかけたのです」(事情通)

 誰のせいでもない。もちろん、安藤が悪いわけでもない。全国の安藤ファンも、こういう展開になるだろうと感づいていたはずだ。だったら、路線変更は早い方がいいに決まっている。

「現役を引退しても、安藤なら引く手あまたでしょう。アイスショーを開けば、全国のミキティーファンを魅了するだろうし、テレビのキャスターやリポーターも十分務まる。聞けば安藤は五輪直前、精神的な重圧に耐え切れず毎日泣き暮らしていたという。そんなに苦しければ、サッサと見切りをつけてもファンも納得でしょう」(スケート関係者)

 五輪後の会見で安藤は「4年後も頑張ります」と言っていた。その約束だけは、どうやら果たせなくなりそうだ。

これは、安藤美姫という人間の、考えうる限り最悪の未来予想図だ。

ここで辞めたら、彼女は一生の負け犬だ。

無論、人生をここで方向転換し、別の方面で成功を収めることだってあるだろう。だが、それだって、そこで石に齧りついてでもという意地を見せねばできることではない。

大人の体つきだから4回転を跳べない……そうだ、その通りだ。だがしかし、フィギュアは軽業ではないのだ。技術と芸術性と。ただ技術だけでいいなら、かつて、当時女子では誰も飛べなかった3回転半を跳んだ伊藤みどりが金を取っている。

だが、そうではないのだ。技術よりも、芸術。それこそがフィギュアで何よりも大事なことであり、それを果たせない限り、栄冠はありえないのだということを、荒川静香の金が証明したではないか。あれは、日本女子フィギュアの、技術過多への見事な提言にもなっていたと思う。彼女のトレードマークともいうべきイナバウアー、あれが競技で採点の対象にならないということを、日本中知らぬものはなかろう。高得点の4回転よりも、無得点のイナバウアー。これが今度のことを何よりも象徴している。

安藤美姫は、今、2年前の荒川静香と同じところにいる。
…いや、厳密には同じとはいえないか。あの時、荒川静香は一度世界の頂点に立っていたのだから。しかし、それで世間は満足せず、彼女にさらに上を目指せと矢の催促をし、彼女を疲弊させた。そして、若手の台頭……その中の当時の筆頭が、安藤美姫、彼女だったはずだ。
この落胆と後進に追い抜かれることへの恐怖は、まさに今の安藤と同じ性質のものだ。

だが、荒川静香はふんばった。後輩たちが脚光を浴び、自分が話題の中心から遠く外れたところにいようとも、彼女は自分にできることが何かを追求しつづけた。自分にしかできないフィギュアを考え続けた。
人事を尽くした彼女に、天が応えたのだ。といっても、まったくおかしくない勝利であり栄冠だった。

なにが「五輪直前、精神的な重圧に耐え切れず毎日泣き暮らしていたという。そんなに苦しければ、サッサと見切りをつけてもファンも納得」だ。それが五輪選手というものだろう!メダルがとれないのを苦にして自殺した人だって過去におる!

清々と笑うためには、それこそ荒川静香のように笑うためには、やるしかないのだ。フィギュアで受けた傷はフィギュアで取り返すしかない。そうでなければ、一生、そのまま、曖昧でおどおどと弱弱しい笑いを唇のはたにこびりつかせていることになるぞ。

しっかりしろ!安藤美姫!
これからじっくり表現力つけて、表情でお前の艶やかさを見せ付けてやれ!
荒川静香とはまったく違う、牡丹か芍薬かという大輪の華を銀盤に咲かせてくれ!

ちなみに、君は赤が似合うと思う。あるいはピンクが。もうブルー系の衣装はよしにしたほうがいい。

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