2016年8月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ

« 軽快だ… | トップページ | 啓蟄もとっくに過ぎましたので… »

2006年3月14日 (火)

あっ、イブキさんがっ

世の中、景気がいいか悪いか、簡単に見分ける物差しがあると、単純に考えている。

株価とかそういうものではない(そんなものはよく分らない)。実用的でないもの、はたまた日常に必要不可欠でないものに、お金をかけるか否か、だ。
例えば、ぶっちゃけたハナシ、文化とはそういうものだ。だから、不景気になれば、展覧会も、海外有名ミュージシャンの来日コンサートも、ぐっと少なくなる。企業やらなにやらパトロンたちが出資を渋るからだ。またシモジモの庶民のほうでも、本当に欲しいもの以外は買わない。
だから、ここ数年、ユニクロの安価な衣料だの、100円ショップのダイソーやら、マックの100円バーガーが一世を風靡したのだ。

(逆に言えば、その不景気のさなかにあって、一世を風靡し、世人の財布のヒモを緩ませまくった食玩は実にたいしたものだ。この不景気の中で、あれはまさしくひとつの文化的奇跡であった)

それが、近頃、様子が変わりつつある。
近所のダイソーが閉まった、株価は確かに上がっている。だがしかし、もっと如実に景気の上向きを感じることがある。CMだ。企業は懐具合にゆとりを感じると、設備投資と、広告費に金をかけるようになるものだ。いや、下手をすると何よりもまず広告費かもしれん。ここのところ…個人的には去年の春あたりから、およっと思わされるCMにいろいろと出くわす。それまでは無難なCFキャラクターで統一されていたようだったCM業界に、え?と思うような人物が起用されたり、斬新な映像美でフィルムが妍を競いあうようになってきた…と思わないか?

CMで冒険をする、そんな無謀なことができるのも景気のいいときだけだ。

CMを扱う手つきだけではない。CMを打つ商品のほうに珍商品が増えてきたじゃあないか。

先ごろ、発売になった「ファイナル・ファンタジー12 ポーション」なんて商品なんぞ、まさしくその筆頭だ!
よりにもよって、ゲームの中の魔法の回復剤が、マジに清涼飲料水として発売されるなんて、シャレが利きすぎてるじゃないか!
(でまた、入ってるもんが、エルダーだのヒソップだのメボウキだのメリッサだの……マジで白魔術の魔女の調合かっつうの)

こんなものが売りに出されるなんて、不景気では考えられない。うむ、まさしく底をうったのに違いない、と妙に心強く感じられるから不思議だ。

でまた、CFに登場するのが…去年の「仮面ライダー響鬼」のイブキさんときたもんだ!サラリーマン風の背広姿もなかなかにご愛嬌で、たまたま立ち寄ったお店で、最後の一本のポーションをキレイなお姉さんと争奪戦…それも、FFさながらの魔術合戦ときたぁ~! くぅ~~~~~っ,たまんねえ!

いや、すばらしい。

争奪戦で互いにくらうダメージは3000pだの4000p…ポーション一本で回復されるのはたった100pなのに、割りにあわなすぎませんか……と思わせるのも計算のウチだろう。そこはかとなく立ち上るおかしみもあわせての洒落だ。

うむ、実に洒落ている。粋の極みだ、これぞ文化だ……<大げさ

しかし、これは、いまどきの70代にはまったくチンプンカンプンだろう。だが、40代以下の世代なら、ゲームをやったことのある人もない人も、このネタが通じる、ということだろうか。
FFシリーズというのは、そこまで、日本に浸透しきったということなのか。

このCMを大変に評価する一方で、このCMに取り残されてしまっている世代の存在にも、ちょっと思いをいたしたりしている。

« 軽快だ… | トップページ | 啓蟄もとっくに過ぎましたので… »