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2006年5月23日 (火)

西田敏行ハリウッドデビューを寿ぐ

ちょっと前になるが、こんなニュースがあった。

リンク: ニューストップ > 検索結果 > 西田敏行ハリウッドデビュー!英題「The Ramen Girl」 (サンケイスポーツ) - Infoseek ニュース.

【カンヌ19日】映画「釣りバカ日誌」シリーズで人気の俳優、西田敏行(58)がハリウッドデビューすることが19日、分かった。

はっきりいう。
大変めでたいことだと思う。非常に喜ばしいことだと思う。
というのも、これは、日本の演劇界でキャリアもあれば実力もある俳優に、世界の目が向けられることの第一歩だと思うからだ。
日本の役者で、日本のみならず海外でも人気のある役者はいる。日本で人気がないにもかかわらず、海外で人気の高い役者もいる。その出演作が、海外で紹介されカルトな人気を博した結果などだ。
だが、…なんというか、役者としてほんとに手堅い演技力があり、作品の中できちんと役割を自覚して、きちんと勤め上げられる、そんな役者は、ほとんど正当に評価されてないように思うのだ。いや、これは海外で、というだけではなく、日本でも。
たとえば、三谷幸喜氏は小劇団出身ということもあり、自身がよく知る現代の最前線の演劇シーンからの役者の起用が大変にうまいと思うが、それによって、日本芸能界は、きちんとした役者を供給されている、という気がする。どうしても、視聴率をとるためだとか、話題になるためだとかのために、人気のある、知名度の高い芸能人を主役に起用しがちだが、しかし、そういって配役されたドラマは実に面白くない。日本は、イギリスなどのような演劇の歴史を持つ国にもかかわらず、イギリスのテレビ・映画のような、力ある役者を正当に評価し、起用し続ける、ということが少ない。イギリスでは、たとえ顔がまずかろうとも、すばらしい美声をもつミュージカルスターもいれば、シャイクスピア演劇の重鎮もいる。そして、彼らがテレビでも映画でも、出れば、きちっと仕事をし、その作品は、世界中で感動を呼ぶ。たとえば「リトル・ヴォイス」のように。そして、彼らは英語スピーカーであるからして、ハリウッドで役を得れば、それこそ世界中の賞賛を浴びる。
だが、日本ではそういうことがめったにない。いや、ハリウッドデビューはともかく、演劇の文化があるにもかかわらず、実際の実践、すなわちテレビドラマや映画制作の現場では、それがまったく活かされていない。と、私には感じられる。日本の芸能界は、一握りの人気先行の、実力不問の人物だけに活躍の場が専横され、本来、起用されるべき実力ある役者たちが締め出されている…そんな気がしてならない。
西田敏行は、そんな芸能界の悪循環から抜けだし、名声ある一群入りした、数少ない例外だと思う。劇団「青年座」に入団直後から存在感を示していたというが、いわゆる二の線ではない彼が、テレビドラマでもおなじみの顔になったのは、人柄の賜物なのだろうが、やはり時流を得てのことだったに違いない。いずれにしても、彼は幸運な一人であった。
だが、それでは、おかしいと思うのだ。彼がただ一人幸運なのでは。彼のように実力も存在感もある役者こそが、タレントやアイドルからなるテレビセレブにかわって、劇映画の世界で主流であるべきなのだ。

考えてもみたまえ、あの渡辺謙が、「独眼竜政宗」で一躍ブレイクして以後、なかなか映画出演がなかったということを。おかしいじゃないか。彼のようにマスクもよければ演技もいい役者が、若いころに主役の一つもなかったという日本のシステムは何かおかしいとしかいいようがないじゃないか。

 開催中の「第59回カンヌ国際映画祭」でプリセールスの交渉が行われている。西田が出演するのは、英題「The Ramen Girl」(ロバート・アラン・アッカーマン監督)。貼り出されたポスターには、日本語で、「ラーメン女」の文字も踊っている。

 「8 Mile」で知られる女優、ブリタニー・マーフィー(29)が主演のロマンチック・コメディーで東京が舞台。失恋のあげく東京の真ん中に取り残された米国人女性が、頑固なラーメン職人のもとで修業することを決意するという内容。西田は、ヒロインを厳しく指導する師匠を演じるという。

う~ん、「ラーメン・オン・トランスレーション」てか?
まぁ、それはともかく、ブリタニー・マーフィは、この東洋のおじん役者をどう評価するだろうか。この島国にも、役者はそれこそ揃っているぞ、というところをぜひ感じ取ってほしいと思う。

 キャスティング・プロデューサーを務めたのは「ラスト サムライ」で渡辺謙(46)、「SAYURI」で役所広司(50)を“輸出”した奈良橋陽子さん。今年9月にクランクイン予定。公開は来年を予定している。

奈良橋さんだったのか!なにやら日本人アクターのコーディネイトには、尽力されている模様……今後、どんな役者が“輸出”するか楽しみである。

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