全米映画トップ10(8/11~13)
1.(1)「Talladega Nights: The Ballad of Ricky Bobby」
2. 「Step Up」
3. 「ワールド・トレード・センター」
4.(2)「Barnyard」
5. 「Pulse」
6.(3)「パイレーツ・オブ・カリビアン~デッドマンズ・チェスト」
7.(4)「マイアミ・バイス」
8.(5)「ディセント」
9. 「Zoom」
10.(7)「モンスター・ハウス」
先週、「マイアミ・バイス」を蹴落として1位に躍り出た「Talladega Nights: The Ballad of Ricky Bobby」 が今週もその座をキープいたしました。いやぁ、おめでとうございます。興行収入もなかなかいいようです。しかし、 これ、未だに日本公開が決まっていません。やはり、アメリカならではの文化が背景にある娯楽なのでしょうか。
2位初登場 「Step Up」。青春ダンスムービーです。このダンス、というのもアメリカならではですなぁ。過去このジャンルに一体どれほど米映画を代表する青春映画の傑作が現われたことでしょうか。とはいえ、これがこんなにも上位に飛び出すとは米映画界でも想定外だったらしいです。ストーリーは、裁判所からアート・スクールでの奉仕活動を命じられた不良少年が、バレエ・コースでパートナーを探していたヒロインの目に留まり、人生の可能性を見出すというもので、不良少年に扮するのがチャンニング・テイタム、ダンスの優等生のヒロインにJenna Dewan。監督はAnne Fletcher 。女性監督ですね。お、初監督作ですか! これまで、女優として、ダンサーとして、あるいは振付師として、映画界でのキャリアは長いようです。
3位初登場、ついに出ましたオリバー・ストーン監督の 「ワールド・トレード・センター」でございます。「ユナイテッド93」に告ぐ「9・11映画」などというキャッチフレーズも聞くんですが、「ユ93」が特定のスターのいないモブ映画だったのに対し、こちらはニコラス・ケイジという堂々のハリウッド・スターを押し出してのストーリー。ですが、実話ベースということは同じですが、しかし、この二人、今、塵肺で苦しんでいないといいんですが。
5位初登場 「Pulse」。黒沢清監督の「回路」のリメイクです。いやぁ、リメイクされるされるとは聞いていたけど、出たんですねえついに……。 なんか相当紆余曲折があったらしいと聞いておりますが、監督は結局、新人のJim Sonzero 。主演はクリステン・ベルだそうです。オリジナルで小雪がやった役なのかな? しかし、画像をいくつか見ましたが、なんか日本版とはかなり違う感じですねえ。いや、まんまオリジナルに忠実なのより、その国その文化ならではの改変があるほうが面白いですけど、少なくとも、オリジナルの「回路」のように、ネットの向こうに異界が広がっているという発想は、欧米にはありませんでしたからねえ。物語がそのままとは思えないんです、さぁ、どんな物語に仕上がっているんだか。ところで、これ、日本公開はないんですかね?
9位初登場、 ティム・アレン主演の「Zoom」です。 もうポスターを見ただけで、わかりますね。ファミリー向けのSF?アドベンチャー作品でありましょうか。「元ヒーローが、とてもヒーローが務まりそうもない子供たちを新しいヒーローにするため呼び戻される」んだそうで。なるほど、子供たちは、ヒーロー候補生なんですな。
といった作品が出てくるなかで、さしもの怪物的ヒット作品「カリブの海賊」もジリジリと順位を下げつつあります。ま、十分でしょう。一体、この時点で、どれだけ儲けてるんですかコレ?え?4億円目前?