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2006年10月31日 (火)

英インディペンデント映画賞 これまた一つのプレ・オスカー指針?

Pre-Osar Awards 前哨戦」にまた一つ賞のノミネーションが載った。
イギリス・インディペンデント映画賞である。

さてさて、同じインディーズ映画でも、アメリカとどんな風に違うものかと眺めてみると…

ああ、なるほど、くっきりと違いますねえ。
パッと見たかぎりですが、やはり、欧州の映画祭の結果が反映しているかな、という印象を受ける。

例えば、作品賞、

  • The Last King of Scotland(ケヴィン・マクドナルド監督)
  • The Queen(スティーヴン・フリアーズ監督)
  • Red Road(アンドレア・アーノルド監督)
  • This is England(シェーン・メドウス監督)
  • 麦の穂をゆらす風(ケン・ローチ監督)

タイトルをちょっとう色分けしてみたが、オレンジで示したのが今年のカンヌ、グリーンが今年のヴェネチア、ブルーが今年のローマ映画祭を沸かした作品である。
「麦の穂…」はカンヌのパルム・ドール受賞作で、「Red Road」はコンペ入りしたのみならず、作品賞・女優賞・新人監督賞をとるのじゃないかと騒がれ、結果的に審査員賞に輝いた作品だ。
「The Queen」は、とにかく今年のベネチアで沸かせっぱなしの作品。コンペ作品としては会期の最初のほうで上映されたにもかかわらず、もう、メディアでこの作品と、主演女優ヘレン・ミレンへの言及が止むことはなかった。女優賞と脚本賞に輝いたが、作品賞をとらなかったのは多分獲りすぎとなることへの懸念だったのじゃないかと思うほど。
「This is England」は、今年新設なったローマ映画祭で、作品賞の本命と目されていたけど、結果、審査員特別賞を受賞した作品。

カンヌが5月、そしてヴェネチアが9月、ローマが10月と、まぁかなり間は開いていて、映画祭としてもカンヌはその年の映画シーズン開幕、そしてヴェネチアはその年の映画シーズンしめくくりの始まり、という感じがする(ローマはまだまだベネチアのオマケという気がして)。

「The Last King of Scotland」は、映画祭に出たというのは確認していないのだけど、最近、アメリカでも公開され、ハリウッド賞でも主演男優賞を輩出している。

で、当たり前のことだけど、これ、全部、イギリス作品なわけですよ。スゴイ収穫だなという気がするね。今年のイギリス映画は当たり年なんじゃないか……で、どうも、他の部門も、作品賞と同じ傾向にある感じだなぁ。作品賞にノミネートしてる作品が、他の部門にもことごとくノミニーを送り込んでいる。

逆に、こうなると、他の賞にはノミネートしてるけど、作品賞には入ってないって作品に興味がいくなぁ。例えば「Venus」。作品賞にはノミネートしてないけど、他の部門では複数ノミネート果たしてて、何よりピーター・オトゥールが主演だヴァネッサ・レッドグレーヴが助演だなんてかなり興味を感じる。あるいは「The History Boys」。主演女優、新人俳優、そして脚本賞にノミネートしている。

賞の中に外国インディペント映画賞というのがある。そこにアメリカの「ハードキャンディ」が入ってるのに、ちょっと目が行きましたねぇ。

まぁ、とにかく、イギリス映画は、つねに手堅く、刺激的で面白い。これらの作品が、アカデミー賞を含むほかの映画賞にどれだけ絡んでくるか、大いに楽しみである。

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