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2006年10月25日 (水)

ゴッサム賞 いわゆる一つのプレ・オスカー指針?

先日、「バベル」の菊地凛子嬢が、その演技で米メディアで非常に評判よろしく、ことによるとアカデミー賞助演女優賞にノミネートされるのでは?という話を紹介した。今月15日の記事だ(「バベル」の菊地凛子、アカデミー賞助演女優賞候補に?)。あそこでは書かなかったが、私はあれだけでアカデミー賞助演女優賞候補にというのは、些か持ち上げすぎだと思った。まだ、入るという保証はなにもないと。だが、どうも、そうではなかったらしい。

前の記事ハリウッド映画祭についてのところで、ご紹介した「Pre-Oscar Awards 前哨戦」のページで、オスカーの行方を占う指針として、5つの映画祭と、一つの賞を上げている(10月25日現在)。その一つの賞、ゴッサム賞を、あなたはご覧になったか?

このノミネートリストのなかに、菊地凛子嬢の名前があるのだ。

いやぁ、ちょっと前に、当ブログに菊地凛子嬢の名前で検索かけてこられる方が何人かおるなぁと思ってたんだが、なるほど、これのせいだったか。

ゴッサム賞The Gotham Awardsとは何物か。
「沖縄・東京・そしてニューヨーク」というブログに、簡単な説明があった。2005年12月1日の「速報『Gotham Award』」というエントリによると、アメリカのあのインディース系映画のための団体IFP主催の賞だそうだ。

ゴッサム・アワードは1979年に創設された非営利団体IFPによって毎年選出される。対象となるのは、大手スタジオの支配を逃れ、製作者の自由な意思が反映されていると認められる作品で、主にアメリカ文化の多様性を世界に向けて発信することを目的としている。

…だそうである。で、改めて作品賞ノミネート作品を見てみる…と

マーティン・スコセッシの「デパーテッド」のどこが、インディーズだっ!

つうのは、ひとまずおいといて。(別にインディーズだけが対象じゃないんじゃなんだから。大手スタジオの支配を逃れ、製作者の自由な意思が反映されているとIFPが認めたわけなんでしょうから

なんか、面白い賞がならんでるなぁ。作品賞とドキュメンタリー映画賞ぐらいだな、耳慣れたタイトルは。ブレイクスルー監督賞だ、ブレイクスルー演技賞だ、アンサンブル演技賞だ、未公開映画賞っつうのはなんなんだ…でもって、ゴッサムトリヴュート。(あ、もしかして、今年のカンヌで男優賞と女優賞が、どっちもアンサンブルになったのは、ゴッサムの影響だったりして)

で、我らが菊地凛子嬢がノミネートしてるのは、ブレイクスルー演技賞なわけだね。

  • アビゲイル・ブレスリン(リトル・ミス・サンシャイン)
  • シャリーカ・エップス(Half Nelson)
  • メリンダ・ペイジ・ハミルトン(Sleeping Dogs Lie)
  • 菊地凛子(バベル)
  • チャニング・テイタム(A Guide to Recognizing Your...)

う~ん、聞いたことあるのは「バベル」と「リトル・ミス・サンシャイン」だけだなぁ。

で、要するに、プレ・オスカーであるゴッサム賞にノミネートしたから、ことによるとアカデミー賞ノミネートあるかも!ということなんじゃないかと思うのだが

ちなみに、ゴッサム賞のプレ・オスカー指針度は、例えば2年続けてベストフィルムにその年賞レースをにぎわせた作品を上げたことによるのかもしれない。「カポーティ」は2005年ゴッサム賞のベストフィルムとブレイクスルー監督賞とに輝き、「サイドウェイ」は2004年のベストフィルムだった。

インディーズといえば、インディペンディント・スピリッツ・アワードくらいしか、知りませんでしたが、いや、メジャーばかりがUS映画じゃないよってことで、その意気やよし、ですわな。

で、このノミネートの中で、気になるところはといえば、やはり複数の部門にまたがってノミネートしている作品は要チェックなんじゃないだろうか。
Half Nelson」という作品は、作品賞とブレイクスルー監督賞、ブレイクスルー演技賞と複数ノミネートしている。監督ライアン・フレック氏の手腕がなかなかにさえているということだろうか。女優シャリーカ・エップスともども、ちょっと覚えておいて損はない名前かもしれない。
あと「リトル・ミス・サンシャイン」か。今年の全米映画チャートをにぎわせた作品として、きっと賞レースに絡んでくるだろうとにらんでいたが、そのとおりになるかな? アンサンブル演技賞とブレイクスルー演技賞とにノミネートしているが、ブレイクスルー演技のほうのアビゲイルちゃんて子役じゃなかったっけ???
たいがい、なんか重複してるのかな。
ということで、まとめると

  • Half Nelson
    • 作品賞、
    • ブレイクスルー監督賞(ライアン・フレック
    • ブレイクスルー演技賞(シャルーカ・エップス
  • リトル・ミス・サンシャイン
    • アンサンブル演技賞
    • ブレイクスルー演技賞(アビゲイル・ブレスリン
  • バベル
    • アンサンブル演技賞
    • ブレイクスルー演技賞(菊地凛子
  • Little Children
    • 作品賞
    • ゴッサムトリビュート(ケイト・ウィンスレットに
  • In Between Days
    • ブレイクスルー監督賞(So Yong Kim韓国人だってさ
    • 未公開映画賞

というところだろうか。
ところで、改めてサンダンス映画祭の受賞作品と比べると、重なるところが多い。やはりサンダンス、著名になってもインディーズということだろうか。

しかし、一体この賞、いつ、発表されるんだ???
え~と、ノミネート発表があったのが、10月23日だったのね。
(そう、例の菊地凛子嬢の検索来訪者が増えたのもその頃だよ)
で、発表が、来月?11月29日にあると。
そうか、それじゃあ、またそれを楽しみにしてようかな。
プレ・オスカーの指針として、どんな作品が評価されるのかを。

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