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2006年12月20日 (水)

早い話が凄惨だったのだ……

イーストウッド監督「硫黄島」2部作で「星条旗」よりなぜか賞ウケがいいような感じの「手紙」。

まだ、拝見していないのだが、毎日新聞の次のコラムは、なんともいえないほろ苦さを湛えている。「売れている映画をくさしているだけさ」といわず、とりあえず、硫黄島でどんな風だったのかという情報を一つ仕入れるつもりで、ここに蓄えておく。

リンク: ニューストップ > トピックス > 芸能 > <早い話が>鬼神も泣く悲惨さ=金子秀敏 - Infoseek ニュース.

クリント・イーストウッド監督の硫黄島2部作が話題になっている。米軍兵士を描いた「父親たちの星条旗」と、日本守備隊を描いた「硫黄島からの手紙」である。

 「手紙」のほうを見た。たしかに栗林忠道司令官役の渡辺謙は好演している。だが、ものたりない。親米派の栗林中将、西竹一中佐のヒューマニズムと、ファナチックな軍国主義者の対立というのは米国映画だからいいとしても、戦闘場面があっさりしている。


 映画を見た元生存兵は途中で席を立った。「実際はあんなもんじゃないよ」「悲惨でむごいものだった」と語っている。(読売新聞12月9日夕刊)


 以前、硫黄島の壕(ごう)に入ったことがある。赤土の地肌から硫黄のガスを含んだ蒸気がもやもやと立ち上っていた。むっとする熱と湿気と硫黄のガスで5分と我慢できなかった。ここで、水も食糧も断たれ1カ月余り耐えた。映画では表現できないかもしれない。


 海軍中尉・大曲覚氏の手記がある(「別冊知性1太平洋戦争の全貌」河出書房1956年)。摺鉢山(すりばちやま)奪回を目指す戦友は次々に倒れ、陸軍第26戦車連隊に合流した。指揮官は映画では伊原剛志が演じる西中佐。戦車隊に戦車はない。


 ……「おーい、海軍さん、まわりの死体をかき集めて、そのなかにかくれな」と言われた。兵士は、近くの戦死者の腹を裂き内臓を取り出すと、自分の上着のボタンを外して押し込み、死んだふりをして敵を待つ。


 ……「硫黄島の戦死者は戦死してまで、こうやって戦闘しているのだ。靖国神社どころじゃないね。いったい何回殺されると、本当にあの世にいけるのか」。兵士の声は怒りでふるえていた。


 ……M4戦車が接近してくる。死体の山から立ち上がった兵士が手りゅう弾を投げつける。動かなくなった戦車から米兵が逃げだす。その戦車に飛びつき、砲塔を逆に向けて砲撃戦を始める。超低空の敵戦闘機の爆撃でM4は吹き飛ぶ。80メートル前方から敵戦車が火炎放射器の火を噴きながら進んでくる。


 栗林中将は、大本営への決別電報で「麾下(きか)将兵の敢闘は真に鬼神を哭(なか)しむるものあり」「宛然(えんぜん)徒手空拳(としゅくうけん)を以(もっ)て克(よ)く健闘を続けた」と部下の敢闘を強調した。だが、大本営の軍服を着た官僚は、電報を改竄(かいざん)して公表した。なぜか。このいきさつは梯(かけはし)久美子「散るぞ悲しき」(新潮社)に詳しい。(専門編集委員)

私が一番この映画で気になってるのは、二宮らの演じる日本兵が誰も彼も、血色がよく、肉付きがいいこと。当時の兵隊さんは、「もっとスリム」ではなかったか? ←この意味、わかるよ?

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