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2011年8月 3日 (水)

わが国の観光に芸能は不可欠なのか

物語が――媒体はなんでもいい、映画でも小説でも、ヒット作であればなんでも――現実世界に影響を及ぼすことがある。その顕著な例の一つは、観光だろう。

舞台となった実際の街に、ファンは来訪する。あたかも、イスラム教徒のメッカ巡礼のように。

「ミレニアム」のヒットで、ストックホルムにはミニガイドつきのツアーが3カ国分あるそうだし、「ダヴィンチ・コード」のときは、ヨーロッパ各地でそれが発生したとか。ルーブルのガイドにもそのテーマのものがでたんじゃなかったっけ??リンチのドラマ「ツイン・ピークス」にも架空の町なのにもかかわらず、ロケ地巡礼のツアーがあって話題になったものだ。そうそう、韓流ブームで日本人の韓国旅行はひきもきらない。「冬のソナタ」ロケ地巡礼は定番中の定番。

私もやったことがある。ロンドンに旅したとき、名探偵ホームズのベーカー街221Bに足を運んだ。ホームズ博物館では至福のときを過ごした。

イギリスにはそういうところが多い。ピーターラビットの物語に惹かれ、新婚旅行は英国ウィンダミアの湖沼地帯にしたという女性を知っている。ダンナの意向は無視だw

そんな風に、あるフィクションのファンが、その舞台となった実在の街などに足を運ぶというのは、ある種、作品が至った幸せな境地であろうと思う。

しかし、こういうのは、どうだろうか。

「水戸黄門」やめないで・・・水戸市長らが要望(読売新聞)

TBS系の人気時代劇ドラマ「水戸黄門」の年内終了が決まったことに対し、主人公の水戸藩2代藩主・徳川光圀(1628~1700年)にゆかりのある茨城県の水戸、常陸太田、那珂3市の市長らが2日、東京・赤坂のTBSテレビを訪れ、番組継続を要望した。

 要望書では「水戸黄門の終了は、3市を訪れるファンやお迎えする私達にとっても残念。地域の観光資源に大きな影響が及ぶ」としている。これに対しTBS側からは、「重要な番組だからこそ、視聴率が下がっての打ち切りという形でなく、惜しまれつつ終了したい」と説明があったという。

 同番組は1969年から放送されてきた長寿番組。

地域の観光資源に大きな影響が及ぶ・・・っていうけどさ・・・

ホームズを見なさい。別にテレビドラマがあろうがなかろうが、映画があろうがなかろうが、『聖地』を訪れる『巡礼者』は世界中から引きもきらない。ホームズというコンテンツが、地球上のあらゆる文明の記憶から消えない限り、巡礼が途絶えることはないだろう。

水戸黄門は、すでに物語の枠をこえ、テレビドラマ作品というのにも留まらず、日本の文化的アイコンとして定着している。水戸市長は、黄門様の底力を不安視することはないのではないかねえ。

それにしても、日本の観光には芸能が不可欠なのだろうか。芸能というか、芸能的コンテンツが・・・毎年のNHK大河ドラマは、観光を左右するみたいだしさぁ。

でもねえ、本当は、その作品が素晴らしく、ファンがその舞台になった所に行ってみたい・・・と思うのが、筋なんじゃないだろうか。

だから、今後、水戸黄門はその実力を試されるのかもしれない。黄門さまの魅力がファンに根付いていれば、彼とその物語を慕って水戸を訪れるファンは皆無ではないはずだから。

でも、幕末歴史モノのファンのほうが、黄門さまファンよか実際に現地に足を運びそうだけどw

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