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2012年2月 6日 (月)

鱸丸と忠正

今年の大河で、作ってるなあ~と思う筆頭は、鱸丸と、忠正叔父さんだ。

鱸丸。
ただの西海の漁師の倅にしちゃあ、演じてるのが上川隆也。
しかも、ただの漁師ふぜいにしちゃあ、言葉使いができすぎ。
なんか妙だなあと思っていたら、鱸丸、のちの平盛国だそうで。
ウィキをみると、それなりの経歴の持ち主で、
それを「元は西海の漁師の倅」としちゃうとは、なんという話のつくりっぷりだ>NHK!

ただ、それなりに名を知られた歴史上の人物にしては、
ウィキにあるとおり、父親の名前も諸説あるなどして、
なるほど、こういうところに、物語を作りこむ余地があるとみたわけだ。

物語鑑賞の注意として
ドラマに描かれた内容を、イコール史実と受け取ってはいけないということがある。
ドラマはあくまで物語なのだ。
物語である以上、それは絵空事、作りこまれた虚構なのだ。
それは見る側が心得てるべきことであり、そこをわきまえないと
「徳川8代将軍吉宗は、身分をやつして江戸市中にお出ましになってたんだろ?」とか
「水戸光圀公は、格さん助さんを連れて諸国漫遊してたんだろ?」とか
ヨタを鵜呑みにするようになってしまうw

ドラマが、話を面白くするために、話を作るのは不可ないことではない。
それは、当然の仕事である。
鵜呑みにするのではなく、よくよく吟味して、
物語を分析し、この作りこみが、どのようになされているか理解しようとすればいい。
どんな史実があって、それがどの程度もとになっているのだろうか、とか
あるいは、その人物にどんな伝承があって、それが元になっているのだろう、とか。

ちなみにウィキによると、盛国の父の候補は、平盛康、平盛遠、平季衡などだそうだが
平盛康とは、仲戸井けん太演じる清盛の乳父の、あのオッサンである。
第5話で、海の危険性を意見して、忠正叔父さんにドヤされた鱸丸を庇っていたが、
なるほど、そういう史実を踏まえたからこその、ああいう場面であったかと思ったり。

その彼が、なんで「鱸丸」かといわれれば、
「平家物語」に「鱸」という段があるからではないかと思ったり・・・・

まぁ。わかんないけど^^

盛国は、壇ノ浦後、鎌倉に護送され、その後、飲食を絶って自害したそうな。
上川なら、この場面もけっこう魅せてくれそうな気がするが、
果たして今年の大河、そこまで見せてくれるかどうか。

さて、平家一門にあって、清盛にあくまで厳しい見方をする忠正叔父さん。
ウィキをみると、なんと白河院から、生まれたばかりの顕仁親王の御監に任じられたとある。
顕仁親王、すなわち、崇徳帝である。
というわけで、平家一門にあって、はやくから崇徳側であって、
「鳥羽上皇の信任が厚い忠盛やその子清盛とは、早くから不和であったと伝わる」

というわけで、史実では、忠正叔父さんには、もうちょっと政治的というか
社会的な背景があって、実際には忠盛父さんとも不仲だったらしい。
だが、今年の大河では、まだまだ平家一門は発展途上、公家社会にこれから
食い込んでいく成り上がり、というイメージを大事にするために、
そういう細かいところは省いたんだろうなと推測する。

昔の大河って、そういう細かい史実まで、ナレーションでいれて
見る側がわからなくなってたってことあったもんねw

でも、この先はどうするのだろうか。
保元の乱で、忠正叔父さんが崇徳側につく理由。動機づけはあくまで
「清盛は平家の災いの種ー!」でいくのだろうか。
というか、どういう具合に、忠正叔父さんと崇徳院とを近づけるんだろうか。

今後、登場する、藤原摂関家の、頼長がキーマンなのかな。

それにしても、今回の大河における平家一門の風通しのよさったらない。
清盛の出生の秘密も、もう家中で知らぬものがないだろうし、
その清盛に対する、当主の弟の反感も、あからさま
しかし、清盛の弟で、当主の本当のお胤の息子は、清盛くびったけ。

いや~、もう、ほんとに、なんて、あけっぴろげで、隠し事がなくて
風通しがいいんだかw

ドラマが進むにつれて、この家風にも変化が現れてくるんだろうか。

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