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2012年5月24日 (木)

アンジェリーナ・ジョリーがいないブラピ~カンヌ「Killing Them Softly」プレミアにて

カンヌに「Killing Them Softly」が登場した。(出品状況だけは)アメリカ勢が攻勢とも指摘される今年のカンヌでハリウッドからの刺客№1とも思う作品だ。

主演はブラピ。22日のレッドカーペットの様子をみたが、なるほど、これぞ「ザッツ・ハリウッド」といいたくなる豪華さ。男も女も、ヨーロッパにない整いすぎるほどに整った美しさに満ち満ちていた。男も女も、老いも若きも、老境に入ってるだろうアンタ!という人でさえ美しい(いや、ジェレミー・アイアンズがいたんですよ!これがまたキマってて・・・妖しいまでの麗しさ、あの人幾つだよ!)

で、ハッと気づいたのが、ブラピの傍にアンジェリーナ・ジョリーがいないこと。

ちょっと意外に思ったのですよ。

まぁ、プランジェリーナのどちらも、それぞれハリウッドで横綱級の存在。それぞれに仕事もあろうし、そうそうお互いの仕事にあわせて始終くっついているわけにもいくまい。なんとなく、ブラピが、今回のカンヌでの「Killing Them Softly」のお披露目に専念するために、あえてついていってないのでは、という印象すら抱いたほどである。

そこで思いだしたのは、今年のパルムドール審査員の、ユアンとダイアンのこと。
いや、この二人、それぞれ互いのパートナーとツーショットで現れるのだ。とりわけダイアンは、常に事実婚の相手ジョシュア・ジャクソンとぴったりくっついている。だが、仮にもカンヌの審査員たるもの、それでいいのだろうか。

例えば、私が思い出すのは、2006年のパルムドール審査員たちである。審査員長はウォン・カーワイ、審査員は、ティム・ロス、サミュエル・L・ジャクソン、パトリス・ルコント、エリア・スレイマン、ルクレチア・マルテル、ヘレナ・ボナム・カーター、チャン・ツィイー、そしてモニカ・ベルッチ。

この年のレッドカーペットは実に華やかだった。審査員たちが、とりわけ、男優と女優が、作品ごとに組みあわせをかえつつ、ペアで登場したからだ。
例えば、ティム・ロスは「ヴォルベール」でツィイーを、「マリー・アントワネット」でヘレナを、そして最終日にはモニカをエスコートして鮮やかにフラッシュを浴びたものだ。

これは、審査員のなかでも、とりわけ注目を浴びることに慣れている俳優たちのアイディアだったのではないかと、邪推している。そうすることで映画祭が盛り上がるのならば、よいことだという判断が働いたとしてもおかしくない。そして、演出として多いに結構なことではなかったか。

ちなみに、ティムもサミュエルもモニカも既婚者、ましてやモニカの場合、旦那のヴァンサン・カッセルは開会式・閉会式のMCでもあった。ここで、彼らが既婚者という立場にとらわれ、あくまで自分のパートナーをレッドカーペット等の同伴者として固執していたら、この演出は成立しなかっただろう。(ヘレナがこの時ティム・バートンと関係があったか私はわからない

晴れがましき場に伴うパートナーは、結婚相手ならば、モラル的にもマナー的にも最適な相手であろう。だが、それも時と場合によるのではないか。

アンジェリーナ・ジョリーがいないことで、あたかもコンペ出品作をパートナーの如く見せたブラピ

そして、あくまでも自分のリアルライフのパートナーにこだわるあまり、映画祭の見せ方を忘れているユアン、ダイアン

そんなことを思ってしまうのである。

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