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2012年8月24日 (金)

田中哲司、もとい長瀬刑事殉職後の「遺留捜査」

かくして、田中哲司演じる長瀬刑事が殉職して一週間がたち、「遺留捜査」#6が放映された。

結論からいうと、私個人としては、長瀬刑事というキャラクターの存在感、その喪失を踏まえた話つくりになっていて、好感が持てた。

前々回のエントリで「シーズン1と打って変わって、シーズン2では月島中央署の刑事たちは糸村に優しい」ということを書いたが、その環境にあって唯一の例外が、八嶋扮する佐久間刑事であった。彼は自分が有能だと自負しており、何故捜査一課に行けないのかと思っているほどだというが、なるほど、彼は警視庁捜一のエッセンスを持っている。彼が糸村に対して厳しい見方をするのは、シーズン1時代の捜一刑事たちを踏まえているといっていい。

だが、面白いのは、そうした彼が、この月島署においては対糸村観で周囲から浮き上がり孤立してしまうことだ。

長瀬の殉職で、ことによるとスタッフは、話に緊張感を持たせるかなんかの意図で、この月島中央署の「糸村受容」ムードを切り替え、佐久間を所轄の中心人物に据えることでシーズン1時代の「糸村アウェー感」を取り戻すつもりか?などと思ったのだが、杞憂だったようだ。

#6の冒頭から、佐久間が主催した飲み会で、その場にいない糸村のことを話題にする刑事たち。なにも長瀬がいたからとかではなく、やはり月島という場が糸村を受容している。その中では佐久間のほうが異端だ。演じているのが、ちょっとコミカルさが持ち味の八嶋なだけに、その孤立ぶりは、捜一刑事たちのカリカチュアのようだ。

他の刑事たちは糸村に対して微塵もわだかまりがない。だが、佐久間には、あんな糸村のやり方は認められない。そして佐久間には、長瀬亡きあと自分がしっかりせねばとの思いもある。それは課長も署長もわかってはいる。・・・このときの長瀬の、主のいなくなった机にいまだ飾られたままの遺影の扱いがいい。課長も、署長も、その喪失を惜しみ、佐久間は遺影を手に取って、胸のうちを表現する。いや~、よかった。

とにかく、署長のセリフに、そうだそうだ、そのとおりだ、と思いませんでしたか!全国ン千万の長瀬ファンのみなさん!

それにしても、このシーズン2における、糸村への優しい扱いはなんなんだろうなぁ。いや、いいと思うけど(^^)。

そして、今回のシーズン2は、フロントマン糸村だけの物語ではない。完全に群像劇だ。それほどに月島中央署刑事課のデカたちは魅力的だ。とにかく、セリフを喋っている者だけでドラマが動いているのではない、ということを、これほど強く感じさせてくれるものもない。今回MVPを差し上げたいのは、二宮刑事の岡田義徳さん。佐久間とともに向井に会いに行って、佐久間があれこれ喋って向井を追い詰めていくとき、それを聞いている彼の顔!表情だけでなく、その姿勢も素晴らしかった。ちょっと猫背気味に飲み物をストローで飲む、そのちょっと下品というか、いかがわしさ。その全てが、目の前の獲物を追い詰めていく抜け目ない獣めいていて、素晴らしかった! いや~二宮刑事!見慣れぬ死体で気分悪くなってるようなペーペーじゃないね!

結局、今回の#6は、自分の教え子の容疑を晴らせたということで、対立しつつも、己と異なるアプローチで真実にたどり着く「糸村メソッド」に、佐久間が一定の理解に到達したということのようだ。

しかし、あくまで佐久間らしく、一言云わずにはいられない。糸村さん、あなたの話は3分で済んだためしがないこのセリフきいて、その通りだ!(≧▽≦)とテレビの前で抱腹絶倒したのは私だけではないと思いたい。なんたってシーズン1のときから、ずっとツッこんでたもんね、「3分じゃないじゃん!」と。

村木さ~ん、横山く~ん、糸村くんに一矢報いたいと思うなら、ぜひ佐久間さんに弟子入りなさ~い!(^▽^)

ああ、ところで、#6の被害者と、その浅からぬ縁の女性、なんとなく長瀬と課長を連想させると感じられたのは私だけですか。思いを成就せぬまま死んだ男と、残された女・・・もちろん我らが女課長は、長瀬さんの自分に対する思いを知らないわけですががががw

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