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2012年10月18日 (木)

さぁ、どう落着するか

週刊朝日の新連載「ハシシタ」が大反響を呼んでいるようだ。主に、取材対象である橋下徹当人から。

聞いたところによると、橋下さんは、即座に、朝日系報道媒体からは今後一切取材に応じないとかいったとか。週刊朝日だけではなく、朝日新聞や、テレビのほうも、であるらしい。あ、テレビのほうは取材OKだって?

詳しい人に聞くと、それらは、それこそ朝日の名を関してはいるが、それぞれ独立していて、編集権など左右できるものではないそうだが。これは、ほかの新聞/テレビの団体も同じらしいが、テレビの報道が新聞の意を受けてではないそうだ。

しかし、橋下さんは、にべもない。「株持ってるんでしょ?」株式である程度グループを形成していれば、報道の内容や編集方針にも口を挟んでしかるべきだ、ということか。そういや、イタリアの元首相ベルルスコーニなんかはメディアをもっていたんだったよなw 英米にはメディア王という大金持ちがいるし・・・

それはさておき、今回の騒動の発端になった週刊朝日の連載「ハシシタ」は、佐野眞一と、取材陣の筆によるという。佐野はノンフィクションライターとして、それなりのキャリアと名声を得ている人物である。週刊朝日の連載というなら、ふ~ん程度だが、主筆が佐野というのなら、へぇと興味がわく。

些か奇妙に思えるのは、コトが橋下VS朝日という抗争めいた図式になっていることである。本日、ミヤネ屋で中継された橋下さんの大弁舌は、その場に集まった朝日系列の取材陣に対し、容赦なく鋭い言葉の砲撃を浴びせていた。あれだけ言いたい放題いえて、少しは橋下さん、溜飲は下がったことであろうか。しかし、あくまで一取材者の立場で「朝日新聞社、朝日放送などのグループ全体」を踏まえた意思表明をせよ、などとはいえないものだ。それは仮にも弁護士という職業でもあったのなら、橋下さん、わかっているであろうに。

さてさて、こうなると、あとは、朝日新聞社なり、朝日放送なり、週刊朝日と立場を同じくするとして非難された朝日グループが、どう橋本徹に応えるか。それは、本日すぐというわけにはいかないだろう。また連載第一回の「ハシシタ」が今後どうなるのか、まさか、即連載休止ということもないだろうけど・・・もし、そういうことになったら、それはそれで、あまりにも情けない。

この騒動では、もともと橋本さんに期待している人たちがけしからんと、橋下さんの肩を持ち、朝日グループ全体を非難しているようだ。それとは別に「そもそも朝日ってけしからん」と考える人たちが日本には存在している。週刊朝日も、朝日新聞も、朝日放送も、みな同じだという考え方。そう考える人にも、この橋下さんの朝日への攻勢は大変好もしく映るようであり、おおいに応援している様子だ。

しかし、私は常々、この「朝日と名のついてる報道媒体を全て一括りにする」見方については、疑問を抱いていた。週刊朝日と朝日新聞、同じかなあ??と首をひねっていたのだ。

その疑問に見事にこたえてくれたのが、コチラ。なるほど、いうなれば週刊朝日は、朝日新聞社の、はねっかえりの鬼子みたいなものだったのねw

しかし、今、世間では(特にネットでは)、「週刊朝日も朝日新聞も、朝日放送も、朝日とつけばみな同じ」と考える人は増大している。橋下さんの言動はそれをまざまざと見せつけてくれているし、恐らくそれを当然と思う人は多いことだろう。

朝日グループは、こういう考え方との対峙を迫られているともいえる。まぁ、それは朝日グループの問題であるし、その対応を見守りたいものだ。

しかし、私はこの「ハシシタ」という問題の記事を読んでいないが、コチラを拝見して、アウトラインをつかんだつもりでいる。

恐らく

橋下さんは、父親をヘイトしているのだろう。あの一時期の「イレズミ騒動」、あのイレズミへの攻撃の原動力は父親への愛憎なんだろう。イレズミとは、父親を連想させる、いや父親を象徴させるモノなのだろう。

そして、恐らく橋下さんは、父親的なモノから逃れるべく、克己努力してきたのだろう。ただ勉学だできるだけでなく、スポーツでも成果をあげ、弁護士となり、これだけでも大したものだが、その根底にある動機が、父親とは違ったモノになりたい、だったとしたら? そして、政治の世界、官公庁の世界は、その父親的なるモノからは対極にあるべき世界だったのだろう、しかし、その世界にもイレズミがあった。橋下さんは、これがどうしても許せなかったのではないか?

そして今回の報道である。この報道が橋下さんの逆鱗に触れたのは、まさしく父親を思い出させてくれるからであろう。粉骨砕身、努力して、父親的なるモノから対極にあるところに勇躍したはずなのに、こうして、なおも父親のことを持ち出される。いやはや、たまったものではなかろう。

できることなら、わが身をしぼり、肉体に流れる父親の血を捨て去ってしまいたい・・・橋下さんは、そんなことを思っているのではなかろうか。

朝日グループに対して、やれ血統主義だ、個人の努力を一切否定する考え方だ、身分差別の助長だと攻撃しているが、いやいや、本音は「オレの親父のことを思い出させるな!」ではないのだろうか。「そもそも、オレが一番、あんな男のことは忘れてしまいたいんだ!」とかなんとか思っているんじゃあなかろうか。

だが、実の父をどんなに嫌悪しても、そこから逃れることは本当に難しいものだ・・・自分は努めて逆の、異なるカテゴリの人間になろうとしても、長じて、あれだけ嫌悪した父親とそっくりと思わされることもあったりして・・・本当に、そんなとき、自分が嫌になる。いや、まぁ、私も、父親が下卑たオトコなものでww

まぁ、いずれにしても、このままでは週刊朝日は、朝日新聞社と朝日放送にも多大な迷惑を及ぼすことになりかねない。さぁ、どうなるだろうか。そして、朝日グループ全体で、橋下に対して、どう対応するか。

しかし、この、いちいちメディアと大騒ぎする男が、将来、首相になるんですかいのう?

【追記】思うに、落着はうやむやになされるのではないかという気がする。ちょいと前に、橋下さんが大騒ぎしていた文楽のように。ましてや、今回の相手は、いろいろゴネられることは経験のあるメディアであるのだからして。でも、世に「朝日グループ嫌い」は多い。今回の朝日との喧嘩はそういう向きを刺激して、人気復調や支持回復を目指しているのかな?

【追記】文楽騒動のとき、やはり橋下さんの生育から彼を考えている人がいたようだ。こちら。大変興味深い考察である。

【追記】週刊朝日と朝日新聞出版がお詫びを表明し、さらに連載そのものを打ち切りと決定した。これを全面的勝利とみなして橋下が収まるか?それとも本丸・朝日新聞そのものまで徹底的に痛めつけるのか続くのだろうか?

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