2016年8月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ

« ザブングル~濃淡のくっきりしたお笑いコンビ | トップページ | 「パパ」がツイッター? »

2012年11月14日 (水)

「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」を見た

こないだの「日曜洋画劇場」で放映されたので

暇だったので、たまたま、腰を落ち着けて頭から最後まで見てしまった。

と、

思った以上に面白かったのである。

いや、正直いって、日本公開時、テレビでCMやらなにやらかかっていたときは、いかがなものだろうかなあ・・・とハナから出来栄えは期待していなかったのだ。

だが、いざ、腰を落ち着けてみてみると、

いや~、よく出来ている。娯楽作としてならば、これで十分だ。

衣装よし、小道具よし、セットよし、役者よし、アクションもよし。

正直いって、こないだの「キルビルVol.1」よか、本作の殺陣のがいい・・・

スローモーションを活かして、役者の動きを一瞬絵のように見せる。
いやぁ、ポール・W・S・アンダーソン監督、いいねえ(^^)。アトスは熟練の剣士らしく、ダルタニアンは若く向こう見ずな快男児らしく、そして、アリス・・・じゃなかったミレディはここでもスーパーな動きをみせ・・・いや、ほんとに眼福でした。

脚本も娯楽に徹していてよし! 
冒頭のヴェネチアの話など、とんでもない話をぶちかますものだな、近衛銃士隊ってスパイまで任務のうちだったの?と思いつつ、しかし、冒険活劇なんだから、これくらいのことアリかも!と思えたのだから、やはり作り手の勝利。私は負けました。屋根から降下するアラミス・・・あんたは公安9課か@@; なんといっても、三銃士とミレディが仕事仲間というのは、面白い着想だと思ったねえ。そしてアトスとミレディの関係・・・若い頃恋人同士だったという設定は知っていたが、本作におけるパートナーシップはなかなか胸が躍る。少しルパンと不二子を髣髴とさせる。

かといって、原作にある大きな見せ場も落としちゃいない。
ダルタニアンと三銃士の出会いである「決闘・トリプルブッキング」。そして、タイトルにもある「王妃の首飾り」。 

しかし、まぁ、ダ・ヴィンチが設計した飛行船、それがこんなにも活きるとは思わなかった。正直、見る前は「こんなものはダメだ!」と一喝したい気持ちだったのに、まさか、ここまでグっとくるとは。
バッキンガム公爵が、飛行船で乗り付けて、フランスに登場するシーン。
囚われのダルタニアンと首飾りの奪還に、ロンドン塔に停泊させてある飛行船で攻撃して、そのままトンズラするシーン。
いや、面白かった。
そして、(これは些かご都合主義だと思わなくもなかったが)フランス側もすでに飛行船を完成させていて、ロシュフォールらリシュリュー護衛隊が乗り込んで、コンスタンスを人質に、ダルタニアン一行と繰り広げる空中のカーチェイス、もといシップチェイス?あの舳先の装飾には呆れました、いい意味で(^^)

そして、ラストシーン。首飾りの奪還に成功して、ほうほうの態で帰国を果たし、優雅に踊りだす国王夫妻の、その向こうで、がしゃりがしゃりと崩れだす飛行船・・・本作は基本コメディーだな、と深く納得。

それにしても、B級娯楽大作という割には、なかなか俳優陣が面白い。
事前には、「三銃士モノだというのに、三銃士が無名でパッとしない」という情報を鵜呑みにしていたが、実際目にしてみると、アトスも、ポルトスも、アラミスも、個性豊かで、存在感たっぷり、画面に映える役者だった。
そしてリシュリュー役のクリストフ・ヴァルツと、ロシュフォール役のマッツ・ミケルセン、偶然にも二人ともカンヌ男優賞に輝く実力者だ。こういうのを本当に「脇を固める」というのだろう。
バッキンガムのオーランド・ブルームも、のりのりだったし。顔のいい奴が悪役をするのって、ほんと映える。

でも、基本コメディーだから、悪役たちも見てて愉しいわなw

まぁ、ミレディーは「無敵のアリス」なわけだからして、あっさりくたばるわけがないと思っていたが、まさか、あのラストとは・・・飛行船、どこが貴重な兵器なんだろう・・・ああ、きっとあの時代にもアンブレラ社があって、無尽蔵に武器開発にあけくれてるんだわ、と思って大笑いしたのでした。いや~、続編作る気満々とお見受けしますが、果たしてどうなんだろ(^^;

まぁ、とにかく、なんも考えず、愉しく休日の夜を過ごすには、うってつけの一本!

→映画と原作の関係を深く知りたい向きには、こちらのブログがお奨め
『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』 原作と違う理由~映画のブログ
もともと三銃士ファンでいらっしゃる方で、とても分かりやすい解説である。

ところで、この映画、本国アメリカでの興行成績は振るわず、2011年「PG13アクション映画としては$10ミリオン行かなかった映画の5作目」になってしまったのだそう・・・てことは、続編はなし、だね(^^; 参考記事はこちら

« ザブングル~濃淡のくっきりしたお笑いコンビ | トップページ | 「パパ」がツイッター? »