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2012年12月23日 (日)

夜更かしして「NOEL/ノエル」を見た

年の瀬の忙しさゆえ、ついつい夜更かししてしまう。そういう作業のおともに、映画をながら見することもある。今夜はテレビでやっていた「NOEL/ノエル」を見てしまった。

何か番組はやっていないかと、チャンネルを回していくと、画面にスーザン・サランドンが。見るからに、仕事をもった女性である風の彼女に、秘書か部下かわからないが女性キャラが「あなたに必要なのは男とつきあうことよ!」とせっついている。正直、こういう話は面白いと思ったことが無いのだが、不思議と見てしまう。こういう話をふられて当惑している面持ちのサランドンの表情に、まるで我が事のように共感できたからかもしれない。

そして、そのサランドン演じる中年の男っけのない女に、イブのデートを申し込む年下の男の顔に見覚えがあった。・・・ええと、こいつは、どこで見たんだったかな。そうだ「ライ・トゥー・ミー」シーズン1第12話でカル・ライトマンを翻弄する囚人アンドリュー・ジェンキンスだ。あん時と一緒。心持ち顎をあげ気味に維持し、上から目線で淡々と話すキャラだった。この映画は2004年。そうか、そんな頃から映画にも出ている役者だったのか。

「ライ・トゥー・ミー」のときは特に注意を払っていなかったが、彼の名前はダニエル・サンジャタ(別のサイトではダニエル・サニャータ)。フィルモグラフィーによると「プラダを着た悪魔」にも出ていた模様。いやあ、覚えてないなあ。

・・・などと思いながら、彼の退場後も視聴続行。最後まで見てしまった。

この手の、ある夜の出来事群像劇を見るたびに、感心する。よく、こういう話をまとめられるものだなあと。一日の、いや一晩の出来事なんだよなあ。しかも、サランドン演じる女だけではない。群像劇で、ペネロペ・クルス演じるゴージャスな女と、その婚約者だけど彼女を愛しすぎていて他の男と一緒にいるだけでも許せない若き警官の危機と、その若き警官を亡き妻の生まれ変わりと信じる老人と、子供の頃病院で体験したクリスマスパーティの思い出が忘れられず、わざわざ人に頼んでまで怪我人になって入院する若い男、という具合に、3(ないし4)つのエピソードが織り合わさっている。

物語は少しほろ苦い。見た後、幸福感に包まれる、というほどの高揚感は無い。そして、少し不思議だ。生まれ変わりの話がでてきたが、実は幽霊もまた登場する。それを演じるのは、某有名俳優。カメオ出演ということで、ここでも名前を出すことはしない。恐らく、この作品で監督デビューした、俳優チャズ・パルミンテリへのエールということなんだろう。いや、ほんと、ほんの少し演出のさじ加減が違っていたら、ちょっと不思議な話が、ただの荒唐無稽になってしまうところだが、この某有名俳優とサランドンのシーンは、ピタリとちょうどいい塩梅に収まっていたと思う。流石だ。

しかし、サランドン、そして某有名俳優の名演技、ペネロペの美しさ、若き警官を演じるポール・ウォーカーはいいとして、私が見ていて一番気になったのは、わざと怪我人になってまで入院する男のことだった。サランドンや、ペネロペの物語が描いているのと違って、この男の物語は、少々重すぎると思えたのだ。彼の長年の孤独と、わざわざ人に頼んでまで怪我を負って入院するまでに追い込まれた精神状態が、クリスマスに実家に電話したくらいで収まるのだろうかと。・・・まぁ、それゆえに、この話は、ほろ苦いのであろうけど。

この作品が作られたのは2004年。2001年にNY、というか全米が体験した9.11の影響はあったりするのだろうか。

なんにしても、これは拾い物だ。見てよかった。

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