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2013年2月 5日 (火)

アンディ・サマーズの自伝の映画は完成していた

2012年晩秋、アンディ・サマーズの自伝の映画は完成し、NYの映画祭でお披露目されていたことがわかった。

アンディ・サマーズは秀逸なギタリストである。のみならず、彼は秀逸な写真家であり、秀逸な文筆家でもある。

彼の自伝「One Train Later」は、日本でも翻訳されている。「アンディ・サマーズ自伝 ポリス全調書」という原作の詩的なタイトルに比べて、まったく頭痛がするような邦題だ。

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表紙は原著のままでよかったんじゃないかと。

残念ながら現在は絶版のようだが、しかし、本書の人気は高く、いまも古本が、新品とほぼ変わらない値段で取引されている。

ネット上には読んだことのある人の感想がUPされていて、それにみると、あまりいい訳ではないという評価が並んでいる。どうも訳者はロックなど音楽文化に詳しい人物ではないようで、ファンならば常識の固有名詞がわかっていなかったりする。しかし、平易な日本語で大変に読みやすい文章に置き換えられているので、ロック的教養については誰かいい相談役がついていればよかったのに、と思わなくもない。

そんな話はさておき、一旦、日本の翻訳者の手を経てきているにも拘らず、本書の文章は極めて秀逸で、魅力的で、読むものの心を捉えて離さない。アンディをただのイカレたポップスター、単なる金髪頭のギター弾きだと思っていたものは、実は、好奇心に富み、かつ思慮深い、知的な人物であったと知って驚愕するだろう。天はアンディ・サマーズに二物も三物も与えたのだなあ、と思うと同時に、アンディ・サマーズ自身、万華鏡のように多彩な面をもつ魅力的な人物なのだと思う。

この自伝、出版されるや大評判。読んでみればわかるが、この魅力的な文章と内容ならば、至極納得。本国イギリスでは、その年のBEST MUSIC BOOK OF THE YEARを受賞した。イギリスにはそんな賞があるんだなあと思うと同時に、そんなにも年間、音楽関連で出版がされているのか?とも思ったりする。まぁ、その辺りの事情はよくわからないので置いておくとして、

とにかく、本書は、2006年にイギリスで刊行され、2007年12月に日本で出版されたときには、映画化は決定していた。

しかし、それから数年・・・なかなか映画の情報が聞こえてこなかった。

どうなったんだろう、と気になっていたのだが、くだんの作品は「Can't Stand Losing You」と題されて、このほど完成し、2012年秋 DOC NYC(NYドキュメンタリー映画祭)にてプレミア上映されていたと、今頃になって私は知った。

映画祭の開催期間は、2012年11月8日~15日で、アンディの映画が上映されたのは、どうやら11月9日らしい。

この関係で、年末、アンディのトピックがあんなに増えていたんだなと納得w

The Police's Andy Summers on Turning His Memoir Into a Documentary(Rolling Stone)

WATCH:Former Police Guitarist Andy Summers on His New Documentary(BBC America)

Guitarist Andy Summers on Sting , fame , and what's next for The Police(NBCNews.com)

一番最後のはNBCの動画。
The Cycleという報道番組にアンディ自身が出演したときのものらしい。日付によると2012年11月8日。DOC NYCで映画がプレミア上映する以前のことだから、まぁ、宣伝をかねた出演というところか。私は英語の聞き取りはできないから、どんなことを話しているかわからなくて残念だが、この男性キャスターの喜びと興奮に輝いた表情にはこちらまで嬉しくなるし、高齢でも、かわらぬアンディの表情豊かさ、発言の瞬発力には、ほんとうに凄いことだなと感動する。頭の回転が早くなければ、ここまで即座に返答は出来ないだろう。そして織り交ぜられるユーモア・・・ああ、アンディ、あなたは、なんて魅力的なんだ!

なお動画内に映し出されるポリスの映像は、今回のドキュメンタリー映画に用いられた映像だろうか? とすると、スチュの作品「ポリス・インサイド・アウト」の荒れた素人映像に辟易した方でも安心してみることが出来そうだ。

ポリス再結成するかも?アンディ・サマーズ可能性を否定せず(Fabloid)

さて、こちらは世界のステキを知的に楽しむファブロイドに載っていた記事。2012年11月13日付なので、恐らく、今回の「Can't Stand Losing You」上映をうけて、アンディがどこかで発言したものだろうと思うのだが、アンディの発言を引用する。

アンディ・サマーズは明言を避けており、「私は何も決めたくない。世界は不思議なものだし、何が起こるか分からないからね。私は人間だし、この偉大なバンドを続けたいと思う気持ちが無いというのは嘘になるね。簡単には言い切れないってことだよ。再結成ツアーが終わって良かった! と思う自分と、もう終わりかい? と思う自分がいるということだ。ただ何にでも終わりはあるものだし、自分の人生と上手く付き合っていくだけのことさ」と発言している。

ファブロイドの中で紹介されている、再結成についての否定的なスティングの発言は、以前ウチでも紹介したことのあるものだ。2010年イギリスのデイリーテレグラフ紙相手に語った発言である。

しかし、ポリスというと、ほんと、いつまでも再結成の話がつきまとうよなあ・・・

まぁ、メンバーの全員が生きてるわけだし、いつまでたっても、公式に「解散しました!」て声明もないわけだし、三人集まれば化学反応だから、たまにはなんかやってくれよ、という気持ちは、ファンでなくてもあると思う。

例えばさ、わが国のYMOのように、毎年のようにギグしてくれるとかあっても・・・

まぁ、スティングは強固に拒否しているけど、ポリスは、スティングだけでやるわけじゃないんだから。アンディの気持ちは上で紹介したとおりだし、そして、ステュだ。そういえば、ステュも去年ポリスの今後について考えがあるらしい発言をしていたし

どうだろうなあ。

前回のリユニオンのツアーも、そういえばステュの映画があった。そして、再結成にあたって、ステュとアンディとで巧妙に根回しして、依怙地なスティングを折れさせたような印象があった。

あの再結成で、私に印象深かったのは、ポリスというバンドのマネジネントにおいて、アンディとスチュがまたパワーというか決定権を取り戻したというように見えたことだ。バンドを活動休止においこんだのは、スティングのエゴだったが、今これだけ時間がたってみると、そのスティングの強権ももはや及ばなくなってきたような気もする。

なんだか、ポリスの3人は、ヒンドゥー神話のブラフマー・ヴィシュヌ・シヴァみたいだ。ブラフマーが宇宙を創造し、ヴィシュヌが宇宙を保持し、そしてシヴァは宇宙を破壊する。これに則ると、ステュがポリスを創造し、アンディがポリスを保持し、そしてステュングがポリスを破壊する・・・みたいなw

そんな話はさておきw

今回も何かあるだろうか。

このアンディの映画があって、それがきっかけとなって、何かあったら・・・、

前向きで、創造的な、ポリスならではの何かが起きたら、こんなに喜ばしいことはない。

しかし、こうなると、ステュの自伝も読んでみたいなあ。

そして、この映画、日本では公開されるのだろうか。劇場未公開でも、せめてDVD販売されないだろうか。

まぁ、この映画、映画祭でお披露目はあったけれど、なぜかIMDbではポスプロとされている。一般の上映がまだないみたいなので、それ如何かなあ。

ああ、ぜひともみたい・・・

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