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2013年3月 1日 (金)

「ビッグコミック」2013.3.10号

「ビッグコミック」2013.3.10号を読む。創刊45周年記念特大号と銘打ってある。

長く続いてる漫画雑誌・・・という認識はあったけど、45周年かぁ。

おめでとうございます。

巻頭は「贋作 佐武と市捕物控」 あの石森章太郎(あえて石森)の傑作時代ミステリ漫画を細野不二彦で蘇らせた一編。ミステリとしてはいいし、マンガとしてまとまっているが、石森作品の独特な余韻と空間を感じさせるコマ表現はなし。致し方なし。主人公の造形は、市やんは完璧。でも月代をキレイにそってしまってる佐武には違和感。

そばもん」あられそば後編。陰徳は積むべし。恋愛にも霊験あらたか。

天智と天武」。中大兄皇子が群臣すべて引きつれ、ただ一人孝徳天皇を残して、難波の宮を去るという有名なくだり。ここで初めて、これまでこの物語が難波の宮を舞台に展開していたことに気づく。全く磯の香なし。
そして、この物語ではこれまでに間人皇后の登場もなし。この分だと描くつもりないのかな。そうだな・・・肝心の中大兄皇子がBL的傾向をお持ちでは。この上、妹との近親相姦じゃ盛りすぎか。
さぁ、これから母親の第二期帝政が始まる。土木工事に熱中し「狂心の渠」といわれた時代が・・・あ、そういや、その時代の悲劇の主人公である有間皇子も出てきてないやw 孝徳天皇の難波の宮で和歌に巧みな皇子・・・なんか、生き生きとした出番の描きようもあったんじゃないかと思うのだけど。

江戸の検屍官」。北沢さん大活躍。優秀な検屍官である前に優秀な同心。その分、月師匠の出番が少ないような。

S~最後の警官~」。このプルトニウム・テロが最後の話になるのだろうか。もうちっと続いて欲しいんだけど。これまでスタンドで控えて選手の動きを見ていたスポーツチームの監督よろしい風情があった香椎さんが動いたと思ったら、・・・ああ!死んで欲しくないんですけど~。

築地魚河岸三代目」明太子後編。利他的と利己的。それが若くんに足りない感性?それだけではなく・・・美味しいものを人に食べさせたいという気持ちは、その人のためを思ってのもの。自分が美味いものを作れることを誇示するのではなく、食べてくれる人の喜びとなってくれるのが最上。そのために努力する。食に携わる人、食材を扱う人、料理を作る人、すべて同じ。おのれと他者のバランスが大事なのは食だけに限ったことではないけど。

巻末に、マンガ原作者・西ひろし氏の追悼文が載っていた。西氏は数々の作品の原作を手がけておられ、「ビックコミック」誌上では「華中華」の原作を担っておられた。現在「華中華」は休載中・・・無理もない。上海亭が店舗から屋台になって再出発という転換期にこの事態。作画者の苦境いかばかりか・・・ファンとしては奮闘を祈るばかり。

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