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2013年7月 3日 (水)

「信長のシェフ」7巻

さぁ、楽しみにしていた7巻でましたよ~♪

ドラマが終わってしまったので、マンガも終わってしまったと思い込んでるひとが多いのではないかと不安であるが、このシリーズ、まだまだ続いてますよ~ん♪

読んでみると、なかなかに見所タップリだし、全体の転回点ともいうべきポイントを迎えた巻だったのではなかろうか、という気がする。

なんたって、信長が、ついに安土城築城を決心するし、松永久秀は出てくるし、武田信玄は出てくるし、比叡山焼き討ちまでやってくる。

さらには、ケンが感じる、織田家中の「きしみ」、これが堪らない。
そこはかとなく打ち出される信長終焉の気配・・・なのである。

前巻で、森蘭丸の父である森可成が死んでしまったが、この森可成の描き方・その存在の解釈が、従来の信長モノとはかなり違う。織田信長家中を実は彼が束ねていた(あるいは束ねるムードメーカーだった)というのは、なかなか面白い見方だ。史実かどうかは歴史家の意見をあたってみよう。だが、実際、彼の死後、信長の思想がより先鋭化し、家中のものがついていけなくなった、というのが顕在化するのだとすれば、素晴らしい着眼点である。

(ただ個人的には、乳兄弟だった池田さまが、まったく登場していないのが許せないわ~)

そして、今回のもう一つの新解釈!これが比叡山焼き討ちである。いやはや~!これは実に衝撃であった。これはとにかく読んで驚きを味わっていただきたい。とにかく従来になかった斬新なものであるとだけいっておこう。

しかし、となると・・・と、さらに今後の展開が楽しみで仕方がない。

ところで、ここへきて登場した松永秀久が堪らない。これまた、従来の信長モノや、戦国時代ものでは、なかなかここまで描ききれて居なかったのではあるまいか?「へうげもの」の冒頭は、古田織部が、松永と対峙して、戦国武将に徹しきれぬ、おのが「へうげもの」(=数寄者)性分を刺激されることから始った。でまた、そこで描かれる松永が俗物でねえ(苦笑)。数寄者なんてものは、文化人なんてスマートではない、因業で、因果な存在なのだと、わからせてくれる絵なのであったが、

「信長のシェフ」で描かれる松永は、実に狡猾な爺さんである。

もし、今後、ドラマ化されるのであれば・・・枯れてないけど、是非、橋爪功に演じてもらいたいものだ。

武田信玄と信長の攻防もまた、どう描かれるのか、どんな新解釈が登場するのか、楽しみでならない。従来の歴史では、とにかく、包囲網の渦中にあった信長は、ひたすらに信玄を刺激しないよう、おべんちゃら的親書を送るやらご進物攻勢など、下手外交に徹していた、ということだったが、さて「信長のシェフ」ではどうか? ケンが甲斐にまで派遣されて一席設けたりしてw

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