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2013年7月19日 (金)

横浜ベイスターズの“T”を思う

“T”は昔からあった。あの栄光の98にも。

* * *

今、話題沸騰の「4522敗の記憶 ホエールズ&ベイスターズ涙の球団史」、その著者・村瀬秀信氏は、スポーツジャーナル誌「Number Web」の野球コラム「野次馬ライトスタンド」の軽妙洒脱なな文章でも有名である。

その名物コラム「野次馬ライトスタンド」の、最新記事が、こちら。

「“MLB最強のクレイジー”、「T」が横浜を覚醒される夏。」

今年、横浜DeNAベイスターズに登場した助っ人外国人、ナイジャー・モーガンについてである。

記事の後半は、直撃インタヴューで、村瀬氏ならではのユーモアを織り交ぜて、大変に面白く読める。野球にもベイスターズにも、なんにも関心のない方でも充分に楽しめるので、お暇なときにでもご一読を(^^)

このモーガン、プレーだけでなく乱闘でもがんばっちゃうので、メジャー最凶などという評判もあるそうな。しかし、あのお立ち台や、試合途中でのおどけっぷりからは信じられないくらい、真面目で、殊勝な人物であることが、村瀬氏の文章からわかる。

なんというか「自分は外国人だが、日本でやっていく以上、日本人という意識でやっていきたい」だの「日本にきて本当によかったと思っている」だの「引退するまで日本でプレーしたい」だのっていう発言を読んでいると、

モーガン、あんたって、いい人だぁぁぁぁ
こちらこそ、日本に、いや、ベイスターズに来てくれてありがとぉぉぉぉ!

と、(T△T)な顔して叫びたくなる。

というわけで、
今後スポーツニュースなどで、彼の、あのハイテンションなパフォーマンスだけをみて、
「何、このイカれた黒人」
などと眉をひそめたりしないでください。よろしくお願いしますm(_ _)m

さて、このスーパー・ファンキーな助っ人外国人により、ベイの雰囲気はとてもいいらしい。彼のパフォーマンスの一つ、手を使って「T」を作るというのが、チームに蔓延し、村瀬氏によればベイスターズは謎のイニシャル軍団と化しつつあるという。須田投手まで、手で「S」を作るだの、金城選手が「K」を作るだの。ちなみに家元モーガン氏によれば、この金城の「K」は難度が高いとのこと。さすがは金城というべきかw

で、村瀬氏の最新コラムは

「モーガンが作った「T」の流れにどう乗ってくるのか。そして、高崎、タケヒロ、トニ・ブランコ、筒香、高城、高田GMら「T」な人々は。この夏の「T」の動向に注目したい。」

と結ばれるのであるが、

考えてみたら、「T」は昔からあったのだ。

* * *

あの98年栄光のナインたちの背中にも、いくつも「T」があった。

例えば、1番ショート石井琢朗の背ネーム表記がT.ISHII

背番号11の投手・斎藤隆は、T.SAITOH

そして、忘れちゃならない3番レフト鈴木尚典、T.SUZUKI

そう、タカノリ。あの強烈なる90年代後期ベイスターズのマシンガン打線にあって、「ハマの安打製造機」と綽名されるほどの、アベレージヒッター。彼もまた「T」だった。

98。あの栄光のときに、「T」はあったのだ。

あれから15年をへて、「T」が蘇った。そして、ベイスターズは実に6年ぶりに最下位ではなくシーズンを前半を終了。

偶然なんだろうか。「自分は1番か2番で引っ掻き回すほうがあっている」と自己分析するモーガンが、3番打者に据えられ、会心の働きを見せて「T」を連発する。3番の「T」・・・これは本当に偶然なんだろうか。

モーガンの「自分は3番には向いていない」というのは、まるでかつてのロバート・ローズが「自分は4番の器じゃない」と内心悩みながら、マシンガン打線で4番を務めていたというのを彷彿とさせる。

なんなんだろう。モーガンは。
何か、大事なものをいくつも蘇らせてくれているような気がする。

例えば、セイフティーバントの巧みさ、足の速さは、かつての石井琢朗を髣髴とさせる。
そして、あの途轍もないハッチャけぶりは、ガッツのあるプレーぶりや、ベンチのムードメーカーとしても甲乙つけがたかった波留や佐伯のようだ。

そして、3番の「T」。

だが、彼にタカノリの面影を見出すことは流石にできない。いかに真面目とわかっていてもw

かつてタカノリは上述したとおり、「ハマの安打製造機」と呼ばれた。

のちに、この綽名を継いだ内川の移籍にともなって、どうも「安打製造機」の綽名は横浜から流出してしまったぽいw てか、それだけの打者が出ていないのだ・・・。(ちなみに内川はいまもホークスにて「安打製造機」の評価をほしいままにしている)

今年2013年のDeNAベイスターズは、実は、巨人に勝るとも劣らない打撃力を誇っている。連日、やれ13点とっただの、7点ビハインドをひっくり返したの、スポーツニュースに関心をお持ちなら、そういう情報の一つや二つ、耳にしておられるかもしれない。

だが、どうも、不満なのである。

あくまで栄光の98を基準にするのなら、ただ打線が爆発するだけでは、あのマシンガン打線の二つ名は献上できない。

そこに何かなければ。

今年、ベイスターズの試合中継を心がけてみるようになったが、何かが足りないと思えてならない。

かつて98年のタカノリには風格があった。
97,98年と二年続けての首位打者。
素は、朴訥な、まだたった26歳の若者でしかなかった。
だが、一旦、バッターボックスに立った彼の姿には、辺りをはらう威風があったのである。

それは、4番を任されたローズにも、
巨人から移籍し当時の横浜で最も年長であったベテラン駒田にも、
切り込み隊長と綽名された韋駄天・石井琢朗にも、
元気印の波留・佐伯にもなかった、彼だけのもつ威風であった。
(守備の神・進藤とか、投手陣を締めてた谷繁にはまた別の貫禄があったかもw)

今のベイスターズを眺めていて、タカノリのように風格を感じさせる選手はいない。

ああ・・・そこが足りないのだ。

今こそ、当代の「ハマの安打製造機」が誕生してほしいと思ったことはない。

申し訳ないが、ブランコでもラミレスでも、それでは違うのだ。
(マジな顔したブランコは怖いし、ラミちゃんは人格者で貫禄もあるけど!)

タカノリは横浜生え抜きの選手だった。そう、生え抜きの若手の中から、ブランコやラミレスに迫る・・・いや、超える打者が出てきて欲しい!

そうなって、初めて、横浜の強さが復活するのだ。きっと、多分・・・恐らく・・・・・・・(^^;

モーガンの「T」パワーが、そこまでの奇跡を生んでくれますように。

* * *

それにしても、ああ、モーガン、横浜に来てくれて本当にありがとう。

どうか末永くベイスターズで活躍してくださいますように(>人<)

【追記】
今年、具体的に日にちはわからないが、谷繁が中日ベンチで「T」を作ってみせたらしい。・・・そうだなあ、ここにもいたなあ、かつての横浜の「T」が。谷繁ェ、あんたも、まごうことなく、横浜の「T」だったよ(T_T)

【追記】
かくのごとくパワーに満ち満ちたモーガンの「T」なのだが・・・なんだか禁止令が。いわゆるタイムのサインと紛らわしいので止めるようにって(^^;;;;; え~っとぉ「S」とか「K」とかならいいのかなあ(^^;

【追記】
移籍後から快調に勝ち星をあげている長田が、いつか指で「O(オー)」を作って、イニシャル軍団の仲間入りを果たすんじゃないかって気がしてならない。

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